米久 和彦
赤絵細描を極める九谷焼の陶芸家

Kentaro Neishi
九谷焼「赤絵細描」とは?
赤絵細描とは、黒みがかった赤の絵具で、器の表面に文様を細かく描き込む九谷焼の技法です。
九谷焼の歴史は、江戸時代前期まで遡ります。赤と金の細密な描写を特徴とする「赤絵」は、古九谷を経て、江戸後期の宮本屋窯(1832〜59)で大成されました。
明治時代の最盛期には200〜300人の職人が赤絵に従事したものの、現在では20人弱まで減っているとのこと。
米久 和彦さんは作品を生み出すうえで必要なことを「メンタル」と「座り続ける体力」と表現します。筆運びには精神状態が顕れ、また絵具も昨日と同じ色は二度と出ないことから、自ずと同じ作品は二つとして生まれません。

作品はすべて手描きで制作
使う絵具はオリジナル。紅殻に鉄錆と光沢を出すためにガラスの成分を入れています。

赤い絵具は毎日摺って生まれる
絵筆は毛が新しいと模様が描けません。
下絵で3年使い、油が抜けたところでハサミを入れて芯だけ残します。そうして手入れをすることで10〜15年は使えると言います。

細さの微妙に異なる絵筆たち
【プロフィール】米久 和彦(こめきゅう かずひこ)
1968年、石川県能美市(旧根上町)生まれ。金沢美術工芸大学 美術学科(油絵)を卒業後、石川県立九谷焼技術研修所 専門コースを修了。1996年に「米久窯」を立ち上げて自営の道に入る。
2001年より、全国各地の百貨店やギャラリーで個展を開催。2010、2011年にはウェスティンホテル東京「舞」で開催された「四季の彩り・花と器の宴」のテーブルコーディネートに参加。また東京上野 旧岩崎邸庭園オータムイベント「彩の秋」にて展示など幅広く活動。

商品はこちら
九谷焼赤絵細描 米久窯
コレクションを見る →





