梅の詳しいお手入れ

 

 

梅の育て方

 

 

 

 

梅に適した用土

 

基本的には赤玉土を主体に鹿沼土などを混ぜた混合土を使用します。

「石木花の土」が適合します。

 

 

植え替え

 

梅の植え替えの時期は芽出しは始まった頃の2~3月が適期です。葉がついた状態や、開花直前の植え替えは木にダメージを与えたり、花が咲かなくなってしまう事があります。2~3年おきを目安に行うといいでしょう。

 

梅は根を深く切ってもまた新しい根が発根してくれます。植え替えの時は根をしっかり処理しましょう。不要な根や、太い根は切り落とします。

 

 

梅の花びら摘み

 

梅の花が咲いた後、花をそのままにしていると実がなりますが、実を付けると木が体力を消費してしまい翌年の花付きが悪くなってしまいます。

なので花が咲いたら花がらを摘み取りましょう。咲いた花が萎んできたら、元の方から摘み取るようにします。簡単ですが大切な作業です。

 

 

剪定

 

梅はその年に伸びた枝に花芽を付ける性質がありますので、剪定をしないと極端に花数が減ってしまいます。また樹形も乱れやすくなりますので、確実に剪定しましょう。専門的に捉えると色々と難しいテクニックがありますが、基本の剪定は簡単です。葉芽の位置を確認しながら2芽残して芽のすぐ上で切り詰めます。まずはこれをしっかり行えば問題なく毎年花を楽しめます。

 

 

 

剪定の適期は、花が終わって芽が動きだす2月~3月にかけて。厳寒地では、やや葉が伸びだした4月頃に剪定することがあり、葉芽が確認しやすくなるメリットがありますが遅くとも6月までには剪定を終えましょう。

 

また、時々ヒコバエという根元から勢いよく伸びる枝が出てきますが、これを残しておくと養分を吸い取られて本体が弱ってしまいます。これは見つけ次第切り取りましょう。

 

 

梅の育成のポイント

 

  • 植物に四季を体感させてあげることで末永く健康的に育成できます。特に冬はしっかり休ませてあげましょう。

  •  夏は直射日光を避けた、明るい日陰や半日陰で管理します。よしず等で日陰を作るのもいいでしょう。

  •  小さな鉢で育成する場合、水切れさせないように注意します。特に夏場は、朝に水をやっても夕方乾いてしまう様なら置く場所を工夫し、出来るだけ涼しい所で管理しましょう。どうしても乾いてしまう場合には、腰水で凌ぎます。※日々の育て方をご参照ください。

  •  暑い時期や乾燥する時は、朝や夕方に葉水をするのも大変効果的です。

  •  屋内管理の時間が長いと、徐々に元気がなくなってしまいます。できるだけ自然の風に当てて育てるよう心がけましょう。雨の日は外に出して雨に当ててあげたり、夜は夜露に当てたりするとリフレッシュできます。

  •  活性剤を定期的に与えることで、より健やかに育成できます。

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    花を咲かせやすくするには、剪定が欠かせません。そして、肥料を与えることが大切です。  

 

 

梅の育て方