トキワサンザシの詳しいお手入れ
トキワサンザシ(常盤山査子)に適した用土
基本的には赤玉土を主体に鹿沼土などを混ぜた混合土を使用します。
植え替え
トキワサンザシの植え替えの時期は秋と2~3月が適期ですが、夏頃まで可能です。また、非常に強い性質なのでそのほかの時期でも大きな問題はありません。植え替えは2~3年おきを目安に行うといいでしょう。
トキワサンザシ(常盤山査子)の摘果
トキワサンザシの実は完熟すると萎れてきます。そうなってきたら早めに摘み取っておくようにしましょう。なお、2月中には実を取っておくようにすると体力の消費を防げるので花が咲きやすくなり、次のシーズンも実を付けやすくなります。
上記画像のラインの位置を目安に鋏などでカットします。少し茎がのこってもやがて枯れ落ちますので気にしなくとも大丈夫です。
トキワサンザシ(常盤山査子)の受粉
4月~6月頃に花が咲いたら授粉を補助すると実付きの確率が高くなります。綿棒などでお花を軽くこすり付けると高確率で受粉します。
トキワサンザシ(常盤山査子)の剪定
伸びすぎた枝は秋~冬の間に剪定しましょう。なお3~6月頃には花が咲くので、2月以降は花芽が確定するまで剪定を控えますが、花芽が確定したら不要な枝を切っても大丈夫です。
時々ヒコバエという根元から勢いよく伸びる枝が出てきますが、これを残しておくと養分を吸い取られて本体が弱ってしまいます。見つけ次第、こまめに切り取りましょう。
トキワサンザシ(常盤山査子)の育成のポイント
- 植物に四季を体感させてあげることで末永く健康的に育成できます。特に冬はしっかり休ませてあげましょう。
- 夏は直射日光を避けた、明るい日陰や半日陰で管理します。よしず等で日陰を作るのもいいでしょう。
- 小さな鉢で育成する場合、水切れさせないように注意します。特に夏場は、朝に水をやっても夕方乾いてしまう様なら置く場所を工夫し、出来るだけ涼しい所で管理しましょう。どうしても乾いてしまう場合には、腰水で凌ぎます。※日々の育て方をご参照ください。
- 暑い時期や乾燥する時は、朝や夕方に葉水をするのも大変効果的です。
- 屋内管理の時間が長いと、徐々に元気がなくなってしまいます。できるだけ自然の風に当てて育てるよう心がけましょう。雨の日は外に出して雨に当ててあげたり、夜は夜露に当てたりするとリフレッシュできます。
- 活性剤を定期的に与えることで、より健やかに育成できます。
- 実を楽しむためには、花を咲かせる必要があります。花を咲かせやすくするには、良く日に当てて、肥料を与えることが最も大切なことです。