長寿梅の詳しいお手入れ
長寿梅に適した用土
基本的には赤玉土を主体に鹿沼土などを混ぜた混合土を使用します。
植え替え
梅の植え替えの時期は芽出しは始まった頃の2~3月が適期です。葉がついた状態や、開花直前の植え替えは木にダメージを与えたり、花が咲かなくなってしまう事があります。2~3年おきを目安に行うといいでしょう。
梅は根を深く切ってもまた新しい根が発根してくれます。植え替えの時は根をしっかり処理しましょう。不要な根や、太い根は切り落とします。
花がら摘み
長寿梅の花が咲いた後、花をそのままにしていると実がなりますが、実を付けると木が体力を消費してしまい翌年の花付きが悪くなってしまいます。なので花が咲いたら花がらを摘み取りましょう。咲いた花が萎んできたら、元の方から摘み取るようにします。簡単ですが大切な作業です。
長寿梅の剪定
花が咲いたあとと秋ごろにおこないます。春の剪定は伸びた枝を6月までに切って整えます。秋ごろの剪定は樹形を整えて健康的に育てるためのもので、葉が落葉してから行います。この際、花芽が付いた枝は来年楽しむために残しておきましょう。
また、時々ヒコバエという根元から勢いよく伸びる枝が出てきますが、これを残しておくと養分を吸い取られて本体が弱ってしまいます。これは見つけ次第切り取りましょう。
長寿梅の育成のポイント
- 植物に四季を体感させてあげることで末永く健康的に育成できます。特に冬はしっかり休ませてあげましょう。
- 小さな鉢で育成する場合、水切れさせないように注意します。特に夏場は、朝に水をやっても夕方乾いてしまう様なら置く場所を工夫し、出来るだけ涼しい所で管理しましょう。どうしても乾いてしまう場合には、腰水で凌ぎます。
- 暑い時期や乾燥する時は、朝や夕方に葉水をするのも大変効果的です。
- 屋内管理の時間が長いと、徐々に元気がなくなってしまいます。できるだけ自然の風に当てて育てるよう心がけましょう。雨の日は外に出して雨に当ててあげたり、夜は夜露に当てたりするとリフレッシュできます。
- 活性剤を定期的に与えることで、より健やかに育成できます。
- 花を咲かせやすくするには、剪定が欠かせません。そして、肥料を与えることが大切です。