手前と奥の世界を同時に見る
赤頭巾の異世界への憧れ
木越あい 「赤頭巾と狼」
通常販売価格
木越さんのコメント
こどもの頃から、民話や神話などの古くから伝承されてきた話に興味がありました。
赤頭巾のよく知られているバージョンでは、純心でおばあさん思いの幼女が狼の餌になるところが見せ場で、読み聞かされた女の子たちには、「無防備な外の世界や男の人に近づいてはいけない」という教訓を与えるものです。
でも原作などを探っていくと、村では誰も着ないような派手なケープを作ったのはおばあさんだったり、実は赤頭巾自らが狼のところへ行きたかったとも考えられるのです。
赤頭巾の本性はどんなだったでしょう?
古今東西どこの女の子だって、好奇心いっぱいで、知らないところに行き、知らないものを見てみたいのではないでしょうか。
可哀そうな赤頭巾ちゃんを描きたい訳ではないので、私の描く赤頭巾ちゃんは、怖い物知らずの目をしています。
自分の見たいものを探しに、ギラギラした目で行ってしまうような女の子。もしかしたら狼の方が被害者かもしれません。
Behind the Scenes <木越 あい> ガラスをカンバスに描く
作品を覗き込むと、ガラスの中の異空間に惹き込まれる― |
【プロフィール】木越 あい
1964年 東京都生まれ
1988年 多摩美術大学美術学部 立体デザイン科クラフト専攻ガラスコース卒業
1990年 多摩美術大学大学院 美術研究科デザイン専攻ガラスコース修了
1992年 国際ガラス展・金沢'92 入選
1994年 ピルチャックガラススクールにて夏期講座修得
世界現代ガラス展 World Glass Now '94招待作家(北海道立近代美術館)
1997年 JAM FACTORY(オーストラリア・アデレイド)にて制作
南オーストラリア大学にてレクチャー
オーストラリア工芸協会にてレクチャー
南ソウル大学にてレクチャー
1998年 Glass house 東京国際ガラス学院 専任講師(-2015)
第二回現代ガラスの美展 IN 薩摩 鹿児島県知事賞受賞
1999年 ビルド・ヴェルクスカラシップを得てBILD-WERK(ドイツ・バイエルン)にて版画の制作
2001年 富山ガラス造形研究所 特別講師
国際ガラス展・金沢'01 入選
2002年 徳島文化振興財団にてスライドレクチャー
第一回現代ガラス大賞・富山2002 入選
2006年 徳島ガラススタジオにてワークショップ
2007年 シェア工房「門仲トキワ荘」設立
武蔵野美術大学にてスライドレクチャー
2018年 シェア工房移転「ガラストキワ荘」設立
多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスプログラムにてレクチャー
2019年 多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスプログラム 非常勤講師
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