着物地を接いで一日に一本制作
ファッションデザイナーの日傘
【一点限り】MEDAA, 日傘(黒地に花柄)
通常販売価格
- ファッションデザイナーが一本ずつ手作業で制作
- 表地と裏地、縁の生地がそれぞれ異なります
- 量産生地は使わず組合せも異なるので世界に一本
着物地を接いで、一本ずつ日傘をつくるMEDAA,の秋山 祐子さん。
ヴィンテージの生地をつかい、表地と裏地に異なる模様を配するのみならず、傘の縁にも別の生地を用いるため完成した傘は自ずと「世界に一本きり」となります。
Behind the Scenes <MEDAA,> 生地とファッションへの愛が
ここまでつくり手の気持ちが込められた日傘は目にしたことがありません。この日傘をつくる方が生地マニアのデザイナーと聞いて、なるほど、と ... |
完全手作業のため、一日に一本の制作が限度という日傘を、By Emotion限定でご紹介します。
黒地に花柄
個性的な花柄が目を惹く着物の反物からつくりました。
縁の切り替えには波模様のオフ白の絽の着物地をつかっています。
内側にはベージュに黒の鹿子模様の着物生地を用いて、さらにターコイズブルーのパイピングで爽やかさをプラスしました。開けば心ときめく世界に一本の日傘です。
※黒色は真黒ではなく「墨黒」です。
MEDAA,主宰 秋山 祐子さんのコメント
自分にとっては慣れた作業になっているのですが、一点ものをつくることは毎回異なる生地を使用することなので、生地に合わせた微調整が必要になります。
ピンと張った傘をつくるには力が加わったとき(開いたとき)にちょうどいいサイズに縫い上げる必要がありますが、生地によって伸び方が異なるので生地を見極めて1ミリ〜1.5ミリ内側や外側を縫ったりします。はじめは着物地に慣れていなかったので苦労しました。縮緬や紬とひとことで言ってもさまざまで、縦方向に伸びる生地や縦にも横にも伸びる生地もあるし、伸び率もそれぞれです。
雨コートや糊のついた浴衣地などはあまり伸びないので、やや大きめの型紙を用意しています。
私の傘は8枚の面を縫い合わせているのですが、1ミリ縫う位置をずらすだけで随分変わります。たとえば2枚の生地を縫い合わせる際に1ミリ内側を縫うと2ミリ小さくなります。8枚の生地を縫い合わせると合わせて16ミリも変わることになります。
たった1ミリと思いますが、されど大きな1ミリなんです。
縫製についてもこだわっていて、縫い代が美しい「袋縫い」で縫っています。私の傘は表と裏の2枚仕立てなので袋縫いは難しいのですが、楽に仕上げることより美しく仕上げることを選んでいます。手間のかかるこのような仕立てを他にされている方はいないのでは、と思います。
こうして書くと、ドレスをつくってきたことが、確かに傘づくりにつながっていると感じます。私はドレスを制作するときにはストレッチ生地ではなく布帛を使い、身体にぴったりフィットし自由に動けるドレスを目指していました。人間は動くときに身体に力が入って筋肉が大きくなります。なので、まっすぐな身体に合わせた寸法で服をつくると、動いた際に負担が加わり破れます。ゆとりを残しつつ、美しく魅せるためにギリギリまで攻めてドレスをつくっていた経験が役に立っている気がします。
縫い代が美しい「袋縫い」で縫われた裏面
商品詳細・配送・お問い合わせ
ご購入の際の注意点
- この商品は株式会社SoGooが販売、MEDAA,が発送します。
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直径:最短部 約63cm/最長部 約83cm
親骨の長さ:約48.5cm
全長:約79.5cm
生地部分:絹
持ち手部分:竹
・こちらの日傘は古い着物の反物、または古い着物を解いた生地を使用し、一点一点丁寧に仕上げております。目立つダメージは避けてつかっていますが、小さなシミなどは含まれますのでご了承ください。
・日傘の中心棒や持ち手は自然の素材を活かしてつくられており一本ごとに異なる表情に仕上がっています。持ち手にはフィルムがついていますので剥がしてご使用ください。
・木綿や正絹の生地は太陽光で変色することがあるためUVカット加工をしておりますが、永久的なものではありませんので定期的にお手入れをされることをお勧めします。
・絹の着物地を使用しているため、水に濡れると縮んだり色落ちする可能性があります。雨天のご使用はお避けください。