旭山桜の育て方

 

 

旭山桜の詳しいお手入れ

 

 

 

 

置き場所

 

基本は屋外管理が理想的です。日当たりがよく風通しのいい場所を好みます。日によく当てると花付きが良くなりますが、夏は半日陰に置いて強い直射日光が当たらないようにしましょう。冬は外か、外に近い環境で一定期間は寒さを体験させましょう。


また、日当りの良い場所が理想ではありますが、ある程度の環境適応力がありますので北側のベランダなどでも特に問題なく育成可能です。

 

 

【屋外の場合】 

 

日当りのいい方が翌年の花芽をつけやすくなりますが、水切れ(乾燥)させてしまうと弱るので、「水切れにならない程度」の日当りを確保しましょう。柔らかな風や、優しい雨は植物を十分にリフレッシュさせてくれます。

 

 

「春・秋」

日当たりと風通しのいい環境で育成しましょう。特に春は新芽が芽吹く大切な時期。良い環境で芽吹いた葉は丈夫で健康的になります。

 

 

「夏」

夏の強い直射日光は葉が傷んだり、枯れたりする原因となるので明るい日陰やに移動するか、すだれや遮光ネットで直射日光を遮るなど工夫が必要です。

 

 

「冬」

屋外越冬で問題ありませんが、乾燥が厳しい地域では寒風や霜から保護できるムロや半屋内(寒い場所)などで管理します。10~5℃以下の環境を約3か月ほど体験することで春に美しい花が咲きます。

 

1下旬~2月頃から室内で温め始めると、約1か月ほどで開花して、一足早いお花見が楽しめます。屋外で管理しておくと、3月末~4月頃から咲き始めます。

 

ちなみに、屋外に近い環境で咲いた花は花色が濃く美しいピンク色になり、屋内の暖かいところで咲いた花は淡いさくら色になります。どちらかと言うと屋外で咲いた花は開花している期間が少し長い傾向があります。

 

 

【屋内の場合】

 

屋内で管理する場合、可能な限り日当りのいい場所で管理します。また、風通しの確保が重要になります。とはいえ、通年屋内管理では丈夫に育成するのは困難ですので、できるだけベランダやバルコニーなどで日光や雨風に当ててあげましょう。

また、エアコンの風 が直接当たる場所は避けます。

 

 

「春・秋」

窓辺など、日当たりと風通しの良い環境で育成しましょう。 

 

 

「夏」

窓辺に置く場合には、レースのカーテンなどで直射日光をやわらげてあげると良いでしょう。夏場は乾きやすくなるので、水枯れにも注意が必要です。また閉め切った部屋で高温になると蒸れてしまうことがありますので注意します。

 

 

「冬」

しっかり冬を体験させる必要があります。暖房の効いていない場所など寒いところで管理すると、気温の変化で紅葉が促されます。しっかり落葉させてなくてはいけませんので屋外管理が理想ですが、氷点下の日が続く場合は屋内の寒い場所等で管理しましょう。

10~5℃以下の環境を約3か月ほど体験することで春に美しい花が咲きます。

 

 

水やり

 

3~9月の成長期は水吸いが旺盛なので水切れには注意しましょう。乾燥は嫌います。特に春~夏はたっぷりあげましょう。水やりの目安は、春秋は1~2日に1回、夏は1日1~2回、冬は3~4日に1回ですが、乾いていないときは無理に上げる必要はありません。

また、暑い時期の葉水は、葉の乾燥防止や害虫予防に効果的です。朝や夕方に霧吹き等で与えるといいでしょう。また、乾きやすい時期は腰水も有効な方法です。

 

 

肥料

 

肥料は4~6月、9~10月は週1回を目安に液肥を与えます。その他の月は月1~2回を目安に与えるようにしましょう。しっかり施肥することで健康に育ち、花芽を付けやすくなります。(バイオゴールド ヴィコント564を基準にしています。)

 

※市販の液肥は種類によって与え方が異なります。ラベルをよく確認して与えましょう。
※固形肥料の場合、コケを外して上記の期間は月1回を目安に与えます。

 

なお、春先の開花後は1カ月ほど「活性剤」のみ与えるようにしましょう。頻度は週1~2回が目安です。花が咲く木全般に共通しますが、開花後は少なからずストレスやダメージを受けています。その状態をケアする意味で活性剤のみ与えると樹勢が落ちず、健全な成長を助けることに繋がります。

 

 

病害虫

 

ハダニ・アブラムシ・カイガラムシなど

 

 

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