ゴヨウマツの詳しいお手入れ

 

 

ゴヨウマツの育て方

 

 

  

 

樹形を維持する方法

[芽つみ]

枝の長さ調節をするために、春から伸びだした新芽を摘んでいく「芽つみ」という作業を行います。成長期の4月中旬~6月上旬頃は芽がよく伸びるので、指やピンセットで摘み取ります。樹勢の強い部分は深めに摘むのがポイント。逆に弱い部分は摘まないで残すようにしましょう。目安として芽が1cm以内であれば芽つみの必要はありません。

 

※環境や樹勢によっては芽がそれほど伸びないこともあります。その場合、芽つみは必要ありません。あくまで芽が勢い良く伸びてきた場合に行うと考えておきましょう。

 

 

[古葉取り]

7月~8月頃に、前年や前々年につけた古い葉を取り除いてすっきりさせてあげましょう。古葉取りを行うことで風通しや日照が改善され健やかに育ちます。また、芽つみと同様に樹形を維持する役割もありますので樹勢の強い部分はしっかり行い、極端に弱いところは取らずに残しておきます。

 

※古葉の見分け方:葉の元の方にあるのが古葉です。新しい葉に比べて色が薄かったり黄色っぽくなっているので容易に見分けがつきます。

 

 

ゴヨウマツに適した用土

一般には鹿沼土に赤玉土を混ぜたものを使用しますが、やや鹿沼を多めにしておくといいでしょう。 

 

 

植え替え

3月下旬~4月中旬か、9月下旬~10月上旬が植え付け適期です。約2~3年に1回を目安に植え替えます。植え替え後はあまり暑くなったり乾燥したりしないように注意が必要です。また、小さい木は根を切り詰めないで鉢増し(サイズアップ)した方がいいでしょう。

 

  

ゴヨウマツ育成のポイント

  • 日当たりの良い場所で育てましょう。
  • 夏の水切れに注意します。朝に水をやっても夕方乾いてしまうようなら置き場所を工夫し、できるだけ涼しいところで管理しましょう。
  • 7月以降、古葉(昨年までの葉。黄色や茶色になる)取りを行い、すっきりさせてあげましょう。
  • しっかり冬を体験させましょう。
  • 施肥をしっかり行うとより強く健康的に育ちます。
  • 特に屋内管理の場合は日照や風通しの条件が悪くなりやすいため、活性剤を定期的に与えることでより健やかに育成できます。

 

 

ゴヨウマツの育て方