せきや蒲鉾

福岡・柳川。かつて有明海の豊かな魚に支えられ、30〜40軒の蒲鉾屋が軒を連ねた町です。漁獲量の減少とともに店は減り、今ではせきやを含めわずか2軒になりました。


明治15年創業、140年以上続くせきや蒲鉾を受け継ぐのは5代目の緒方尚美さん。その日の気温や湿度をすり身に触れて確かめる、父から受け継いだちくわづくりの技を何ひとつ変えずに守りながら、「練り物にはまだ可能性がある」と、意外な食材と掛け合わせた新しい味を生み出し続けています。