箔座

石川県金沢市は、国内で生産される金箔の100%を担う街です。

400年前、江戸幕府が箔づくりを江戸・京都に限定するなか、金沢の職人たちは加賀藩の庇護のもと静かに技を磨き続けました。

 

手漉きの雁皮紙に金を挟んで打ち延ばす「縁付金箔」は、2020年にユネスコ無形文化遺産に登録された伝統技法です。

 

箔座は、その希少な技術を祭事や装飾だけでなく日々の暮らしへ届けるものづくりを続けています。

代表の高岡美奈さんが最も時間をかけるのは、金箔ともっとも活きるプロダクトとのマッチング。

「金箔の声を聞きながら、どう表現されたいかを判断しています」

——その声に耳を澄ませる時間こそが、箔座のものづくりなのかもしれません。