LEGAME

サステナブルな社会を実現する
カスタムメイドの革製品

2021.4.16

 

自分だけのために作られる、サステナブルな革製品。

ずらっと並んだ20色の中から好きな色を選び、刻印する文字を好きなように決め、自分のだけの革小物を作ってもらえる。

 

そんな世界にひとつだけの一品は、手にした瞬間に愛おしさが湧いてきます。 しかも革製品は、使えば使うほど味が出て、更に愛着が増すものです。

 

 

そんな温かみのある一品が、実はサステナブルな社会の実現にも繋がっています。

 

LEGAME」はバングラデシュの社会問題を解決したい、という大分県のバングラデシュ人留学生の想いから生まれた、ノーベル平和賞受賞者モハメド・ユヌスさんも応援する革製品のブランドです。

 

ノーベル平和賞受賞者モハメド・ユヌスさんとLEGAMEのサダトさん、前多さん

 

世界有数の親日国・バングラデシュの社会問題解決に立ち上がった留学生

大分県別府市。山と海に囲まれた、温泉が有名なこの地でLEGAMEは誕生しました。

 

 

立命館アジア太平洋大学(APU)の学生であるナザムス・サダトさんは、「母国バングラデシュの環境問題や過酷な労働環境を変えたい」という想いを抱えていました。

 

その夢の実現のため、APU起業部(通称出口塾。ライフネット生命創業者でありAPUの学長である出口治明氏がリーダーを務める、学生から起業家を育てるプログラム)の一期生として活動したり、学生のビジネスコンテストに応募したりと日本で母国のために出来る事を模索し活動してきました。

 

左からLEGAMEの倉富さん、サダトさん、前多さん

 

今なおジェンダー差別や貧困格差、劣悪な労働環境など大きな問題を抱えているバングラデシュ。

 

 

そんなバングラデシュでは、牛肉が多く食べられていますが、食べられない牛皮を放置、処分することで、多くの環境問題が起きていました。牛皮を道端に放置することによる悪臭公害、川沿いに放棄することによる水質汚染、整備されていない環境で焼却処分することによる大気汚染…

 

実際には革製品として使うことのできる牛皮の4割以上が、無駄なものとして処分されていたのです。そこでサダトさんはこの大量に捨てられている牛の皮に目を付けました。

 

有名高級ブランドも高値で販売するバングラデシュのレザー

実はバングラデシュの革の品質が高い、という事はあまり知られていないかもしれません。昔から、誰もが知る高級ブランドのレザーグッズの革もバングラデシュから輸入され、イタリアをはじめヨーロッパ各国で加工し「イタリアンレザー」などと称して高値で売り出されていました。

 

しかし昨今は皮鞣しや加工の技術が向上し、バングラデシュ国内でも革の製品化まで担えるようになりました。

ここで活躍するのが、バングラデシュの女性たちです。

 

 

これまでは、男尊女卑の意識が根強く、女性の社会進出が拒まれてきました。LEGAMEはそんな女性たちに革職人としての技術を身に付けてもらい、雇用することで女性の社会での活躍の場を広げています。

 

 

もしmade in Bangladeshと聞いて「安かろう悪かろう」クオリティだと思ったら大間違いです。バングラデシュ人女性は、実は日本人女性と通じるところがあるといいます。真面目に仕事に取組み、手先が器用で仕事が丁寧。実際に商品を手にとってみると、そのしっかりとした作りや縫製の丁寧さに驚かされます。

 

 

使うほどに味わいを見せる、手間暇をかけた革

また、使用している「ベジタブルタンニンなめし」は人にも環境にも優しいものです。

 

 

現在流通しているほとんどの革製品が「クロムなめし」という、化学薬品を使って鞣した安価で大量生産しやすい革を使っています。これは、耐水性に優れお手入れに手間がかからない一方、革の個性は出にくくエイジングによる変化は楽しめません。また、化学薬品による労働者の皮膚疾患、呼吸器系疾患などの健康被害が問題になっています。

 

それに対して「ベジタブルタンニンなめし」は20以上の工程を、2か月から1年もの時間をかけて鞣されるため手間や時間がかかり高価になりますが、革は柔らかく使い込むほどに味わい深い表情を見せてくれます。また植物性の材料を使用しているため、皮を鞣す際に強い化学薬品で火傷を負ったりする心配もありません。

 

物というものは大概新品で買った状態が最良で、その後は使うにつれ劣化していくものです。

しかしベジタブルタンニンなめしのレザー製品は、使えば使うほどに色艶が増し、自分だけの味がうまれ、完成型に近づいていきます。持ち主と共にエイジングする楽しさがあるのです。